千葉ウシノヒロバ内、預託牛舎・カウハウスを設計した。この施設は牧場をはじめとした様々な事業を展開する場であり、全体の設計者(マスターアーキテクト)として関わった。
乳牛のための預託牛舎。アニマルウェルフェアや防疫の配慮をしながらも、牛のためだけではなく、牛と人が如何に共生した空間をつくれるかという問いがあった。そのために、神社や神殿のように厳かな構えを目指した。参拝者と神事を行う宮司との関係は、たとえ離れた距離でも精神的な繋がりを感じられて、まわりに心地よい時間が流れている。人と違う牛のスケールから生まれるモノや寸法の見せ方を丁寧に扱うことで、そうしたメタファーと重なるのではないかと試みた建築である。互いの時間を邪魔せずにのびやかに共生した姿は、観光牧場のような見世物小屋ではなく、大事な場所だという雰囲気があふれでるような場所になるはずである。(溝部礼士)















主要用途:牛舎
構造規模:木造
敷地面積:10ha
建築面積:500㎡
延床面積:500㎡
竣工年月:2020.11
所在地 :千葉県千葉市
設計監理:TAIMATSU
共同設計:溝部礼士
施工 :湯川工務店
写真 :足袋井竜也・TAIMATSU