菓子、食品の製造および販売を行うカンロ直営のキャンディ・ショップ「ヒトツブカンロ」のルクア イーレ店の内装計画。ヒトツブカンロの商品は「ギフト」としてのキャンディをコンセプトとし、手土産などにしやすい手提げや缶などのパッケージデザインが特徴であることから、それぞれの商品のパッケージが際立つような空間が求められた。
売場は30㎡ほどの島状の区画で、売場を仕切るL字の壁はフロストミラーで仕上げられており、鈍い光の反射が店内に明るさと奥行き感を与えている。前方に配置された什器は、ギフトボックスを積みかさねたようなデザインとし、それぞれのボックスには手提げのパッケージに用いられている色を配した。壁面には同じモジュールのボックスを配置し、商品をディスプレイ出来るようにすることで、パッケージ自体がビジュアル的なインパクトを与える空間になっている。 また、コーナーにはヒトツブカンロの主力商品である「グミッツェル」のオブジェが、この店のアイキャッチにもなるアイコンとして立てられている。
雑貨店など賑やかな売場が集まる環境の中で、存在を引き立たせ、ブランドイメージを容易に認識できるような空間を目指した。
主要用途: 物販店舗
施工: スペース
クレジット: プロデュース:TOKYO DESIGNERS WEEK/アートディレクション、グラフィック:DRAFT
所在・会場: 大阪 ルクア イーレ
延床面積: 29.9m2
設計期間: 2014.05-12
施工期間: 2015.01-02
写真: 阿野太一
ウェブサイト: http://www.hitotubu.jp/