東京ミッドタウンの広々とした芝生広場で、デザインを五感で楽しむ広場、「Midtown DESIGN TOUCH park」が開催され、子供から大人まで、みんなで楽しみながらワークショップが行える、開かれた舞台を提案した。
芝生広場に突然あらわれた長い長いテーブル。緩やかな斜面の芝生広場に、まるで水平線を引くように、一直線に50mの天板を設置する。
斜面との関係で、自然と高さが変わるこのテーブルは、子供たちのワークショップのためのシンボルであり、床であり、テーブルであり、ベンチであり、遊具であり、屋根でもある。50mの長さの中で、座ったり、立ったり、ねころんだり、くぐったり、様々な人が、様々に場所を発見しながら、ひとつのテーブルを囲んでゆく。
まるで食卓を囲む大きな家族のように、子供から大人まで、この国に暮らすみんなが、新しいものをつくり出す笑顔あふれる舞台となる。
主要用途: 展示会場構成
構造設計: オーノJAPAN
施工: イシマル
所在・会場: 東京ミッドタウン 芝生広場 DESIGN TOUCH Park
設計期間: 2011.07–10
施工期間: 2011.10.24–26
会期: 2011.10.28–2011.11.06
写真: 吉次史成/トラフ建築設計事務所