An office interior designed for a global start-up firm Empath, who deals with AI technology of voice recognition + emotion analysis. Simply dividing a deep tenant space into two, we created contrasting spaces; a free-address/common space open to everyone, and a secured working space for in-house software development. By abstracting and repeating doors as the protagonist of the space, the behavior of people/environment is maximally perceived.
音声認識AIによる感情解析技術を開発する企業「Empath」の新社屋を設計した。奥行きの深いテナントを明快に分割し、フリーアドレスで社外の人でも立ち寄れる「オープンスペース」、セキュリティを担保する執務空間、そしてその中間にミーティングスペースを確保した。最適化を志向するAIと、最適化からどこまでも逃れていく（あるいは逃れたいであろう）と思われる人間の感情。この一見相矛盾する二つの事象を結びつけるチームが思索し議論する場所として、「オープンスペース」は、外部の世界や他者を取り込み、変化を感じられる空間であると良いと考えた。そして加算的・装置的な多室空間ではなく、できるだけシンプルな一室空間でそれを実現することが望ましいと考えた。「建具」という基本的な建築言語を使い、背景としての空間でありながら、テクスチャや人・環境の機微が最大限に知覚されることを企図した。
Location: Tokyo, Japan
Client: Empath Inc.
Produce: mui Lab
Design: Tamotsu Ito
Construction: Keykilt
Total Floor Area: 164 m2
Completion: 2018.5
All Photo Courtesy of Masaharu Okuda
Featured at:
architecturephoto.net
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