在来木造3F建て。夫婦2人が暮らす家です。川沿いの抜け感の良い敷地に建つ狭小住宅です。高さ制限の緩い法律を逆手に取り各階の天井高さを高く確保する事で狭小住宅でありながら開放感を獲得する事に成功しています。各階の天井高さを高くする事で結果的に建物の高さも高くなり、間口は小さいけれど高さは高い不思議なプロポーションから別名「トール」と名付けました。3FのLDKは川に向かって大開口を計画する事でここにしかない眺望を獲得しました。
外観
外壁は「ガルバリウム鋼板」のシルバーで包みました。
外観(夕景)
間口が狭く縦に長いプロポーションが特徴です。
外観
一階のくぼんでいる所は駐車場、兼、玄関までのアプローチです。
外観(夕景)
開口部から電球色の温かい照明の光が外部に溢れ雰囲気を演出します。
玄関ドア
玄関ドアにも外壁と同じガルバリウムを貼っています。奥まった玄関は内部プライバシーを守ります。
玄関土間
床は土間仕上げ。左側の壁は「有孔ボード」で仕上げました。
個室
トップライトからの光が3Fを経由して2Fの個室まで明るく照らします。
個室
床は「ニードルパンチカーペット」というコストパフォーマンスに優れたカーペットを採用しました。
テラス
2Fのテラスは敷地前の川に面し心地良い風が抜ける癒しの場所です。
LDK
ワンルームのLDKです。床に段差を付け一段上がった所がリビングになります。
LDK
LDKの真ん中にはトップライトを計画し、太陽の動きに伴って室内に印象的な影を作り出します。
LDK
川方向の壁には既製品のサッシを組み合わせる事で過度にコストをかけずに大開口を確保しました。
キッチン
既製品のキッチンを採用し全体コストに貢献しています。食器棚は特注で造作しました。
トップライト
屋根に設置されたトップライトは3Fを経由して2Fまで光が届くよう意図されています。
ダイニングテーブル
トップライトからの光を2Fに落とす吹抜けのまわりは造作のダイニングテーブルになっています。