かんぽの宿をミドルクラスの旅館として再生
砂蒸し風呂と篤姫で有名な鹿児島県指宿市にある老朽化した宿泊施設のリノベーションです。周辺の宿泊施設は低価格と高級路線の2極化しており老朽化が進んでいることから、錦江楼は女性にも好まれるアッパーミドルクラスの旅館としてリブランディングしました。琉球と薩摩の交流地として栄えた歴史と風土にふさわしい、南国情緒の中にしっとりした和の佇まいをもとめ、いたずらな新しさをおわず、昔からの基本を崩さずに旅館らしいデザインとしました。テレビに取り上げられることも多く、露天風呂付き客室による特色づけやコストを意識したメリハリある計画により、開業後6年で投資回収を実現しています。
サービス内容:内外装空間デザイン/家具デザイン&コーディネート/サインデザイン/照明デザイン/ブランド戦略
設計チーム:佐竹永太郎/塩田久美子/松葉啓(A.K)/松葉瀬孝(A.K)
施工:堀之内商会
Title:指宿温泉 こらんの湯 錦江楼
用途:旅館
構造及び階数:内外装全面改修 地上5階
規模:敷地13417㎡ 延床5688㎡ 客室数33室
所在地:鹿児島県指宿市
期間:設計 2007.11〜2008.07
工事 2008.08〜2008.10
Media:TV,etc.