沖縄新看護研修センターのプロポーザル案です。
要求された全ての機能(諸室)をバリアフリーでフラットなワンフロアにまとめ、建物全体を持ち上げました。建物の下に生まれた大きなピロティを駐車スペースとしています。沖縄は車社会なので、広い駐車スペースから目的の建物に向かうまで強い日射しやスコールから利用者を守り、最短距離で目的の場所に行けるように計画しました。
ワンフロアにまとめた研修センターは、関係性のある部署毎にまとめ、それぞれの部署の間に中間領域となる移動空間を差し込みました。この中間領域は単なる移動空間ではなく、様々なアクティビティを生み出します。このアクティビティスペースによって、大きなフラットスペース全体が、沖縄の強い日差しを柔らかい光に変換し、建物全体を自然の風が通り抜ける開放的なスペースへと昇華させます。
設計担当:納谷学、納谷新、
構造設計:かい構造設計 寺門規男
設備設計:
構造形式:鉄骨造
差し込まれた中間領域(アクティビティスペース)です。沖縄の強い日差しが柔らかく変換され、風が流れます。
開発が進む山の麓、沖縄の強い日差しと風の流れといった沖縄の風土をテーマに計画しました。
敷地には緩やかに高低差があります。ピロティは、場所によって様々な天井高になります。
建物の下のピロティ空間。強い日差しから利用者を守ります。
フラットにまとめられた研修センター。関係部署を短冊上にまとめ、間のアクティブスペースを介して移動できます。
中間領域は、単なる移動空間ではなくアクティビティスペースとして機能します。
全ての諸室が、フラットに繋がりバリアフリーとなります。