秋田市の県庁前のバス停を建て替える計画でした。
条件がかなり厳しく、いつもの様に工期と予算がありませんでした。
既存のバス停は、道路と県庁の敷地に跨って建っていました。
そこで建替えでは工期も予算も法規すらも叶えられないので、リノベーションすることを提案し、受け入れられたのです。
既存の鉄骨造のフレームを活かし、県の条件だったCLTを天井からぶら下げることにしました。
ぶら下げるCLTの板幅をベンチに向かって徐々に広くして、バス停を利用する市民を包み込む様なデザインを提案しました。
ちょうど秋田の横手で有名な冬の「かまくら」の様に。
小さなプロジェクトですが、濃厚な計画となり、全ての仕事に可能性があることを久しぶりに実感した仕事となりました。
設計担当:納谷学、源真希
施工会社:中田建設株式会社
所 在 地 :秋田県秋田市
建築面積:22m² (6.66坪)
構造形式:鉄骨造