路地に建つ木造住宅。周囲が建て込んでいることや幹線道路も近く騒音が気になるというクライアントの要望に添って、周辺に対して閉じていながら閉塞感のない家を計画することになった。変形門型フレームを用いて筒のような大きな内部空間をつくり、東側の大開口部分ににリビング以外の部屋がある箱を差し込んだような構成になっている。周囲から閉じても豊かな光が得られるよう開口面の天井高は9mとし屋上の庭に繋がる窓から空が見える。西側のスリット窓からは夕方のドラマチックな光を演出し、籠もっていても一日の移り変わりが感じられるように考えた。
設計;FEDL
構造設計:株式会社長坂設計工舎
施工:沼田工業株式会社
場所:神奈川県
用途:住宅
竣工:2010
撮影:平 剛
Design: FEDL
Structure: Ken Nagasaka
Construction: NUMATA KOUGYOU
Location: Kanagawa-ken
Program: RESIDENCE
Completion: 2011
Photos by Takeshi Taira